腰痛と高血圧は関係ある?(1)

- update更新日 : 2025年01月24日
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腰痛と高血圧は関係ある?

一般的には、腰痛と高血圧は直接関係はないと思われるかもしれません。皆さんはどう思いますか?

実は関係ありますよというお話です。体が血圧を上げる原因は、身体の隅々の細胞に酸素と栄養を送りたいのに、血液が流れにくくて送れない。その時に血圧を上げてなんとか送ろうとするわけです。

例えば、血液を一番使う脳に、必要量の血液が行かなかったらどうなるでしょう。脳の機能低下が起こり、段々脳細胞も死んで少なくなってきます。脳の萎縮が起こります。そうなると、うつ病や認知症のリスクがとても高まります。

年齢とともに血液の粘度が増したり、血管が動脈硬化で通りにくいということもあります。でもそれだけでなく、筋肉が硬くなっているために血管が圧迫されて、流れにくくなっているために、血圧を上げて送ろうとしているということがとても多いです。

特に、脚の付け根の「鼠径部」には、太い血管が通っています。その周辺の筋肉が硬くなっていると、血流が妨げられ、身体が血圧を上げて体を守ろうとするため、高血圧になるリスクが高まります。

また、先ほど取り上げた脳は、体にとって最も大事な所です。そのため、血液の通り道となる「首」の頸動脈周辺の筋肉が硬くなっていると、必要量の血液が来ないので、やはり大きな影響があります。

後でまたお話ししますが、だからと言ってこれを揉んだりしては逆効果で危険です。その時は楽になっても、続けていると筋肉の硬さが悪化してきます。おやめください。

また一般的には、高血圧になると薬で血圧を下げてしまいます。しかし脳や体の隅々に酸素や栄養がますます届けられなくなり、「本当の意味では健康にとても良くない。」と有名な医療専門家の方々の指摘も沢山あります。

(また続きは次回に)