佐藤のつぶやきブログ6 出産方法で違う?骨盤の歪み方

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産後の骨盤矯正で来られた方から、時々、
「帝王切開で産んだ場合は、骨盤の歪みはあまりないんですか?」
という質問をいただきます。

確かに帝王切開の場合は、赤ちゃんが産道を通るわけではないので、直接的に骨盤が開いたり‥ということはありません。
しかし、妊娠中の体の変化や術後の影響によって、骨盤の歪みが生じる可能性があるのです。

今回は自然分娩と帝王切開、それぞれの骨盤の歪み方の特徴をつぶやいてみます。

まずは自然分娩の場合ですが、
自然分娩では、赤ちゃんが産道を通る際に骨盤が大きく開くため、次のような特徴的な歪みが生じやすいです。

骨盤の開き
骨盤全体が、外側に開くような歪みが生じやすくなります。

骨盤の前傾
骨盤が前に傾き、腰が反ったような姿勢になる歪み方です。
原因としては、妊娠中お腹が大きくなるにつれて、重心が前に移動するため、バランスを取ろうとして腰が反った姿勢になること、それと複合して出産時に骨盤が大きく開くことが影響して、骨盤の前傾が起こりやすくなります。

骨盤の回旋
出産時、赤ちゃんは骨盤内を回転しながら移動します。その際に骨盤がねじれることで、高さが異なる状態になる歪み方です。

恥骨結合の離開
出産時に恥骨結合が過度に引っ張られることで生じます。
恥骨結合が離開し、歩行時や立ち座りの動作などで痛みを感じたり、不安定さを感じることもあります。

仙腸関節の歪み
妊娠中のホルモンの影響や出産時の負担により、骨盤後方にある仙腸関節が緩んだり、位置がずれたりすることで生じます。

次回は、帝王切開の歪み方の特徴や歪みによって体にどんな影響があるか、つぶやいていきます(^^)