佐藤のつぶやきブログ7 出産方法で違う?骨盤の歪み方②

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今回は帝王切開の場合の、歪み方の特徴についてです(^^)

帝王切開後に起こり得る骨盤の歪みとして挙げられるのは、骨盤の後傾や骨盤の側方への傾きです。
その要因は以下のことがあります。

手術の影響
帝王切開では、お腹を切開して赤ちゃんを取り出すため、腹筋が引っ張られたり損傷したりすることがあります。
特に正中切開と呼ばれる、お腹の真ん中を切る方法では、腹直筋というお腹の筋肉が大きく引き伸ばされるために、骨盤を支える力が弱まり後傾しやすくなると考えられます。

また、手術の際に骨盤周辺の組織が癒着したり、筋肉が緊張したりすることも骨盤の歪みに繋がる可能性があります

術後の安静期間
帝王切開後は、傷口の治癒や体の回復のためにある程度の安静期間が必要です。
この間、体を動かす機会が減ると、筋肉が弱まり、骨盤を支える力が低下する可能性があります。特に、腹筋や骨盤底筋群などの骨盤を支えている筋肉が弱ると、骨盤が後傾したり、側方に傾いたりしやすくなると考えられます。
それに加え、傷口の痛みのために、体を丸めるような姿勢をとることが多くなり、これが骨盤の後傾を助長する可能性があります。

育児の負担
前回のブログでもつぶやいた通り、産後はすぐに赤ちゃんのお世話で、体に負担がかかる姿勢が続き、それが骨盤の歪みを助長する要因となります。特に、帝王切開の場合は、術後の痛みや体力の回復が遅れることもあり、無意識に体をかばったりして無理な姿勢での育児が続くことで、骨盤の歪みが悪化する可能性があります。

次回は、妊娠中〜出産までの骨盤の歪みが
産後の体にどんな影響があるか、です!

歪みの予防や、改善方法についてもつぶやきたいと思います。また覗いてみてくださいね(^^)